Catch the Rainbow!

先週末に行われた水瀬いのり武道館公演金土両日参加しました。

 

今回のアルバムツアーの曲達、個人的に誰も出来が良いと思っていたのでとても楽しみにしていて、実際期待以上のモノを見る事が出来ました。

基本的にいのりちゃんの個人のライブ・FCイベント以外の活動は殆どチェックしていないので去年末の町民集会以来のステージに立ついのりちゃんの姿を見て先ず思ったのは自信ついたのかなと。

パーソナルな面も殆ど知らないので間違った印象かもしれないけれど、失敗した自分に自己嫌悪するような人と言う印象を前から持っていて、ステージでもパフォーマンスではなく歌唱を披露すること、歌詞や振り付けを間違わないこと、CD音源と乖離しないこと…そんな感覚があった気がしてたのに随分今回は楽しんでいるなって、この場に立ってこの場でしか出来ない瞬間を見せてるなと。久しぶりに見たからなのかわからないけど気合いも入ってたし特に土曜日はすごい感じた。

 

セトリは各自調べればいくらでも出てくると思うので適当に振り返りながら

Step UpとRSGはまぁわかる位置付け。取っておきたいとっておき残したらこの辺で上げていくのが一番な気がする。ピュアフレは意外だなーって思ったけど一年ぶりのツアー、Aメロの歌詞聞いてなんか納得したしコーレスで声出しも出来て自分の中で今回評価が変わった曲の1つ。

mc挟んでキティキャとワンキャラ。キティキャ金曜高まってあまりいのりちゃんの子猫シーン見れてなかったから土曜はモニターガン見してた。可愛い。ワンキャラって緑曲なんだなぁって感想と意外と早く来たなって。バラードではないけど力強いけどミディアムテンポな曲だしバンド紹介との差を思うともうちょい後の方にしても良かったような。

 

ブルコンの時も思ったけどバッキングが凄い良い。ドラマとベースの鳴りも綺麗に響いてるし、ギターもツインだったりアコギになったり多彩だし、何よりキーボード常設なのが最高。アコースティックでも絶対出来るでしょってくらい万全のサポートに感動したしパフォーマンスが出しゃばり過ぎずしっかりカッコいいのが満点です。楽しみが増えた。

ダンスパートはフリコピ勢なんで怖いと言われるくらい頑張ろうと思います。シーカーはもっと野外フェスとかオルスタの箱みたいなところでバチクソ飛び跳ねていたい曲なのに客層なのか若い子には刺さらないのか全然縦ノリしてなくて悲しかった。

バラードコーナーと言われて君色シグナル来て凄い高まってしまった。入りの低音からサビまでに段階的に高くなるメロとサビの拍の取り方が気持ちいいんだけど誰か共感してほしい。

ロックコーナーは舞台の特殊効果含めて魅せるって印象の強い区間だった。この後の特殊な編成と慣れ親しんだ曲で最後を飾る上では、衣装や歌い方、バンドメンバーの動きに舞台装置全部使って今の水瀬いのりのパフォーマンスの1つ到達点だとも思った。

これまで赤青黒(紫)とctrのジャケットやイメージしてた色とは違う衣装で登場してきたいのりちゃん。満を持して、多分大方の人がイメージしていた姿で登場し、そしてストリングス隊も追加してラストスパートって感じの構成で一気に熱を帯びた会場全体がとても印象的。持ってくるのはやはりトラエタとStarry Wish、そしてマイグラ。

前に曲は今更言うことはないけど、今回のアルバムにココに当たる強い新しいタイアップが無いのが残念でもある。今後に期待。

マイグラは音源聴いた時音数凄い多いわけじゃ無いのに歌い方とテンポ感で壮大に聞こえる曲だなって思っていたけどやっぱりストリングス入ると抜群に良さが膨れ上がる。生で聴けてよかったなってしみじみ思う。

水瀬いのりの曲は誰かの応援歌みたいな歌詞が多い中、この武道館で歌うことでまだまだ先はあるけれど、ここまで頑張ってたどり着いた自分に返ってきたみんなからの言葉のような意味合いに聞こえる曲が多いのが感動的な場面に拍車をかけたと思ってる。

 

この後のアンコあたりから記憶がアイマイモコすぎて時系列わかんなくなってるけど金土両日ともいのりちゃんが泣いた瞬間。多分忘れられないんだろうなと。

プロ意識も高く真面目で実力も人気あって、でも自分の事好きになれない部分もあるそんな人がステージ上で泣くってどれだけの想いがあの場で込み上げて来て溢れたのか。自分では冗談半分に感情があったのかなんて笑い話にしてたけど全然そんなこと無いし、完璧に歌い上げるのが必ずしも正解とは言わないと思う。ただ、あの場で流した涙は次のステージに上がる為のものだったと思うし、今後絶対パフォーマンスに返ってくる出来事だと思う。

凄い抽象的な言葉しか出ないけどこの人はこの瞬間が1つ転機になるんだろうなってのは確信した。

 

1stの夢のつぼみで未来に虹をかけようって歌って、4年経って日本武道館という場所。個人的な思い入れがどれだけあるかわからないけど音楽活動していたら多分どこか意識するであろうそんなちょっと特別な場所。そんな地で自分がみんなに向けて作詞した曲で「虹を掴む」なんて綺麗に、上手く出来すぎだと思うくらい今回のアルバムそしてツアーは

 

第1部・完。

 

って感じすらした勝手に節目の回だったと思ってる。でも、まだまだまだゴールは遠いって自分でも歌ってる通りこの先色んな曲を歌ってほしいし、ステージ上でもパワーアップして行くと信じて応援していこうと改めて思ったそんなツアーファイナルでした。